肉牛事業
地域内乳肉一貫生産
地域内乳肉一貫生産とは、酪農家が生産する牛乳だけではなく、乳牛から生まれた子牛を地域内の肥育農家が肥育し、食肉として生産する取組みのことを言います。
当組合の肉牛生産地は県北部の大田原市、那須烏山市にあります。
肉牛生産者は、肥育する子牛を那須塩原市の那須箒根酪農協と那須地域の酪農家から導入し、組合独自のブランドである「栃木開拓牛」と「ほうきね牛」を中心に生産しています。
「栃木開拓牛」とは那須箒根酪農協や那須地域の酪農家で生まれたホルスタイン種の雄を生後約20ヶ月間肥育した肉牛のことです。「ほうきね牛」とは、那須箒根酪農協の農家で飼っているホルスタイン種の雌に黒毛和種雄の種を交配して生まれた交雑種の雄と雌を生後約27ヶ月間(平均)肥育した肉牛のことを言います。いずれも「こだわりの飼育管理・飼育方法」で育て、提携消費先(生活クラブ生協)に提供しています。
この那須箒根酪農協も「こだわりの飼育管理・飼育方法」で生産した生乳を、新生酪農(株)で72℃15秒殺菌のパスチャライズド牛乳に加工し提携消費先(生活クラブ生協)に提供しています。
この様に栃木県北部を生産基地とした同地域内で生乳、肉牛地域一貫生産を行っている例は全国に無いと思われます。
こだわりの1例・・生産飼料(栃木開拓牛、ほうきね牛)
国内自給力維持・向上を目指して、地場産稲わら利用に加えて2009年12月より飼料用稲(WCS)と飼料用米の給与を始めました。飼料用稲(WCS)は育成期の牛全頭に給与、飼料用米は品種、生育期間に合った割合を飼料内に配合し、栃木開拓牛、ほうきね牛全頭に給与しています。
配合飼料も主原料はもとより、副原料についても、遺伝子組み換えをしておらず(NON-GMO)、収穫後に農薬散布をしない(PHF)のものを子牛(スモール)から給与しております。
生産者が長年培った品種にあった「こだわりの飼育管理・飼育方法」で「おいしい」牛肉になるよう真心込めて日々育てております。
「安全」・「安心」を言葉だけでなく、出来うる限りの情報を消費者へ開示すること、そして、「おいしい」牛肉生産、供給を使命として生産者、組合一丸となって進めています。
肉牛生産者のご紹介
①佐藤牧場 |
②イソシンファーム |